こんにちは!住宅情報館の「檜物語」で高気密高断熱住宅を建てたスターピーです。
住宅情報館でいい土地を見つけてもらったけど、建物は大丈夫かな?
と不安になっていませんか?
大丈夫です。実際に「Chelino」と「QUAD V」を検討し、最終的に「檜物語」で建てた私の経験から解説していきます。
結論から言うと、できればすべての人に「檜物語」で建ててもらいたいです。
- 住宅情報館の注文住宅で代表的な商品は何?売れ筋は?
- 実際、どれを選んだら満足できるかな?
- 予算はないんだけど、注文住宅の醍醐味を味わいたい!どれがオススメ?
比較表はこちらです。
- 檜物語は、損したくない、将来まで見据えたコスパ最優先の人向け
- QUAD Vはバランス重視型の人向け
- Chelinoはお手頃価格で自由設計を楽しみたい人向け
住宅情報館と他のハウスメーカーの違いを知りたい方は別記事にて解説します。
立地重視で探したい人には住宅情報館オススメです。(土地情報が豊富です)
オプション費用について知りたい方は↓
住宅情報館のオプション費用は総額いくら?必須のオプションとコスパの良さで解説
※間違っていることがあれば、こちらのお問い合わせからご連絡ください。
「檜物語」は将来を見据えたコスパ最優先型の人向け
将来の安全面、快適性、ランニングコストを考えていくと「檜物語」がベストな選択です。
魅力的な標準仕様4選 地震保険料半額、火災保険料半額、高断熱
- 耐震等級3(住宅性能評価の取得が必要です)+制震ダンパー
- 省令準耐火構造
- 樹脂サッシ、ペアガラス(APW330)
- 高性能グラスウール20K(アクリアα)天井の厚みは北海道レベル
地震保険料半額、火災保険料半額、エアコン1、2台で効率的な冷暖房ができる。
字面を見てるだけで楽しくなる標準仕様ですね。
詳しくは前回の記事(住宅情報館では檜物語を選ぶべき4つの重要な標準仕様)も見てください!
※注 耐震等級3は住宅性能評価の取得が必要です(追加費用20万円程度)。ただ、それだけの価値は間違いなくあります。
地震保険料の半額で追加費用のモトが取れます。安全面でも安心して暮らせます。
ランニングコストがかからない標準仕様 屋根、外壁
「檜物語」では屋根材は「瓦」(できれば遮熱タイプ)、外壁材は「光セラ」+スーパーKMEWシール(オプション)を選択しましよう。
一戸建て住宅では「10年に1回100万~200万円の改修費用がかかる」という話を聞いたことがありませんか?
私が注文住宅を建てると周りに話したとき、真っ先にそんな話をされました。
しかし、調べてみるとすべての戸建住宅に当てはまるわけではありませんでした。
特に大きな費用となる屋根材、外壁材のランニングコストは最初の選択で限りなく節約できます。
屋根材で瓦を選択できる
「檜物語」で標準仕様になっている瓦はランニングコストがずば抜けて少なく済みます。
粘土瓦(鶴弥スーパートライ)は変色や変質しにくく、塗替の手間がかかりません。
他の金属屋根やスレート屋根などは塗料を使っているので塗替が発生します。
この塗替作業、10~15年に1回、100万円程度かかります。(!)
でも、瓦だと地震とか台風のときに被害が大きいんじゃない?
最近の瓦は軽量化されていて耐震性も向上してきました。
また、風で飛ばされないようガッチリ押さえ込まれています。
地震については瓦の重さを考慮して耐震等級3を取得すれば問題にはならないでしょう。
外壁材はケイミュー光セラ18mmがオススメ
外壁材はサイディングでケイミューの光セラ18mmを選びましょう。
ニチハのFu-ge16mmと迷いましたが、厚みの違いとオプション費用でケイミューを選択しました。
Fu-geプレミアム+プレミアムシーリングで驚異の30年保証になりますが、オプション費用も驚愕の60万円超えだったので諦めました。
ケイミューでもニチハでも高耐久シーリングのオプション費用は20万円ほどでした。(15年保証付)
なお、一般的なサイディングやシーリング材を使うと10年に1回100万円程度のシーリング打ち直し、サイディング塗替、貼替作業が発生します。
屋根材と外壁材の検討については、別記事にて解説します。
その他、嬉しい標準仕様、電動シャッター、ハイドア、システムキッチン
他にも嬉しい標準仕様が豊富です。
- 電動シャッターは毎日の開け閉めがラクになる
- 家中のドアがハイドア(高さ2250mm)になると開放感、大幅アップ
- システムキッチンはクリナップのステディアとタカラスタンダードのオフェリアがオススメ
- 和室(モダン和室)が標準仕様で選べる
シャッターは1階の4か所中2か所までが標準で電動シャッターにできます。
スターピー家では1台分オプション費用(7万円程度)を払って電動シャッター3か所にしてもらいました。
2階のシャッター2か所も電動シャッターにすれば良かったと思うくらい、良い買い物でした。
吹き抜けや勾配天井までの開放感はなくても程よい高級住宅感が味わえます。
システムキッチンはクリナップのステンレスキャビネットに惹かれてステディアを選択しました。
他には
- タカラスタンダードのオフェリア
- パナソニックのV-style
- 永大産業のハイル
も選べました。
なお、標準仕様ではリンナイの食洗機です。
深型の食洗機(パナソニック製)にしようとしたらオプション費用20万ほどだったので断念しました。
いまのところ、夫婦+1才児で不便を感じたことはありません。
子供が増えて成長する頃には入替の可能性も出てきます。
深型は、そのときに検討すれば良いかなと思っています。
システムキッチンを詳しく知りたい方は→【住宅情報館のキッチン】檜物語なら4つの標準仕様で満足できる
住宅情報館では和室を作ると基本的にオプション費用が発生します(20万円ほど)。
「檜物語」だとモダン和室が標準仕様で選べます。
客間、小さい子供の遊び部屋として和室があると嬉しいですよね。
スターピー家でも1歳の息子が遊び場として有効活用しています。
QUAD Vはバランス重視型
- 勾配天井、間接照明で注文住宅らしいオシャレでこだわりの家ができる
- 外壁材はFu-geを選べる
- 断熱性能はZEH基準と同等程度
注文住宅なんだから、こだわりの家にしたい!
お客さんが来たら「オシャレだ」って言われたい!
そんな方に、オススメです。
勾配天井、間接照明(アーキテクチャルライト)はオシャレ感、大幅アップ
2階リビング+勾配天井。
寝室にアーキテクチャルライト。
この2点どちらかでもかなりのオシャレ感が出ます。
ザ・注文住宅といった感じで、見た目でわかる満足ポイントになります。
外壁材はFu-ge16mmが選べる
外壁材にFu-ge16mmが選べる!これが契約当時に「Chelino」ではなく「QUAD V」を選んだ理由です。
Fu-geもケイミューの光セラ同様、雨が降ることで汚れが落ちる外壁材です。
他のサイディングでは10年たたずに外壁が黒ずんだりしますが、Fu-geは30年程度、塗替が不要と想定されています。
「Chelino」の標準仕様である14mmのサイディングも雨で汚れが落ちる加工がされています。
しかし、施工が釘打ち工法になります。
将来のひび割れや雨漏りが怖かったので「QUAD V」を選択しました。
断熱性能ZEH基準付近 UA値0.6程度
「QUAD V」を検討していた当時、営業からUA値0.6程度と聞きました。
※UA値は家の断熱性能を表す数値です。数字が小さいほど高性能です。
アルミ樹脂複合サッシでも高性能なサーモスⅡ-H
壁は105mm厚の高性能グラスウールです。ただ、天井の厚みが155mmと惜しいです。
C値(住宅のすき間)が1.0程度なら、それなりに快適な暮らしができそうです。
住宅情報館の気密性についは、こちらの記事を参考にしてください。
Chelinoは手の届きやすい価格で自由設計できる
- 「檜物語」より200万円安い
- 自由設計で間取りを作れる
- 基本の耐震性は担保されている(スーパーパネル等、壁量はクリア)
建売だと好みの間取りがなかった
予算ないんだけど、こだわりの家ができたらいいな
そんな人は「Chelino」をオススメします
「檜物語」より200万円安い
同じ建築面積で「檜物語」より200万円安いです。(「QUAD V」から50万円安い)
ただし、選べる標準仕様の建材、システムキッチンなどの住宅設備が限られます。
誤解してほしくないのですが、標準仕様でも賃貸や格安の建売より良いものを選べます。
また、オプション費用を払えば「檜物語」や「QUAD V」の建材、設備を選べます。
例えば、Fu-geは30万円程度の追加でできると聞きました。
自由設計を楽しめる
他の商品と同じく間取りは完全に自由設計です。
建売や注文住宅でもツーバイフォー等の枠組工法とは、ココが大きく違いますね。
他のハウスメーカー(桧家住宅など)は決まった間取りからしか選択できないところもあります。
ローコストメーカーの価格帯としては、この自由設計が住宅情報館のメリットです。
注意点としては和室、窓の数や、カクカクした(出隅が多い)家、収納数、引戸等、オプション扱いになって追加費用も発生してきます。
契約前に間取りを出してもらって、オプションになるところは費用も含めて確認が必要です。
スーパーパネル(壁倍率5倍)などで耐震性を確保
耐震性に関する解説は別記事で解説しています
「Chelino」も「QUAD V」も耐震等級は「1」(建築基準法の最低限)です。
ただ、壁量計算では耐震等級2~3程度をクリアするように設計してくれます。
京都大学との耐震実験でも震度7クラスの揺れに6回耐えています。
ただ、耐震性は壁量だけでは完全とは言えません。
住宅性能評価を依頼して実際に耐震等級3をクリアすることをオススメします。
さらに、地盤の強度も大きく関係してきます。
土地選びは慎重に行いましょう。
実際にスターピーが土地を選んだ基準を別記事にて紹介します。
まとめ 自分に合った商品を選ぼう 「檜物語」は万人にオススメです
- 檜物語は、予算が合えば万人向けのコスパ優良
- QUAD Vは快適性、耐震性も良くてオシャレな家にしたい人向
- Chelinoは自由設計でこだわりの間取りを作りたい人向け
長く暮らす家ですから、ぜひ「檜物語」を検討してください!
家のメンテナンスに大きな費用をかけずに高断熱な家で快適な生活を送りましょう。
もちろん、「QUAD V」「Chelino」でも注文住宅の醍醐味は味わえます。
松竹梅の法則(オマケ)
最後に一つ深堀り
松竹梅の法則というものがあります。
- 高くて良いもの=松=「檜物語」
- 値段と品質のバランスが良いもの=竹=「QUAD V」
- 安くて品質は並=梅=「Chelino」
かなと思ってます。
松竹梅の中で売り手側が一番売りたいのは竹だとよく言われています。
一番売りやすいため、最も利益が出るように設定することが多いからです。
つまり、「檜物語」だと住宅情報館の利益はそれほど出ないかもしれませんが、施主側としては利益が大きくなります。
もちろん、住宅情報館側も売上額は大きくなるので、双方win-winではあると思っています。
住宅業界は買い手側(施主)と売り手側(ハウスメーカー、工務店等)の間で情報格差が大きい業界です。
施主側が勉強すれば良いのですが、時間も限られているので、このブログがお手伝いできればと思っています。
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
コメント
コメント一覧 (4件)
はじめまして。
今回住宅情報館で土地から購入して只今間取りなどを打ち合わせしてる段階のものです。
お値段の部分で凄く心配になったのと
グレードがありすごて悩んでいたところ
スターピーさんのサイトを発見しました。
檜がいいのはとてもわかったのですが
シェリノから檜までグレードが四段階あり
檜だと250万プラスと言われてしまったのと
檜じゃなくても耐震性3、級耐久性2級、メンテナンス性2級、省エネ性4級とおわれていて
どうなんだろうと思って連絡しました。
返信遅くなって、すみません!檜以外でも耐震等級3を確保できるのは、とても良心的だと思ってます。
ただし、外壁材や屋根の耐久性、断熱性の差を考慮して、檜物語を選びました。
外壁と屋根のメンテナンス費用の差額だけでも250万円は回収できます。
また、断熱性による快適さはプライスレスです。
※もちろん、光熱費も安くなります。
ご一考いただけたら幸いです。
はじめまして。
数社のハウスメーカー(住宅情報館を含む)を比較検討していた際に、スターピーさんのサイトを発見し、住宅情報館に決めました。ありがとうございました。
檜物語にしようか、QUAD Vにしようか悩み中です。
断熱、今後のメンテナンス費用など総合的に考えると、檜物語の方が費用がかからないのでしょうか。。。
また打合せを進めていく際に、ご質問させていただくかと思います。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
檜物語を断然オススメします!
長期的なコストと断熱性で明らかに差が出ます。
詳しくは、昨日のInstagramの投稿にまとめてあります。
よかったら遊びに来てください。